1. C型肝炎とは
C型肝炎とは、C型肝炎ウイルス(HCV)の感染によって起こる肝臓の病気です。肝炎になると、肝臓の細胞が破壊され、肝臓がうまく機能しなくなります。
C型肝炎は発熱や身体のだるさ、食欲が湧かないなどの症状が表れる病気ですが、肝臓は沈黙の臓器とも言われ、自覚症状が現れず気付かないまま進行していくことも少なくありません。
血液や体液などを介することでウィルスに感染するといわれていて、主に輸血・注射針の針刺し事故などが原因といわれています。
現在、日本ではC型肝炎のキャリア、患者数は150万〜200万人以上とも言われていて、慢性化すると肝硬変や肝臓がんへと進行するため早期に発見し治療する必要があります。
2. C型肝炎の症状
C型肝炎ウイルスに感染すると、全身倦怠感に引き続き食欲不振、悪心・嘔吐などの症状が出現することがあります。
これらに引き続いて黄疸が出現することもあります。他覚症状として、肝臓の腫大がみられることがあります。これが急性肝炎の症状ですが、一般にC型急性肝炎では、A型・B型急性肝炎に比べて症状が軽いため、ほとんどの人では自覚症状がないと言われています。
また、慢性肝炎の場合にも、多くの人では自覚症状がない場合が多いと言われています。
3. 感染経路
C型肝炎ウイルスの感染経路は従来、輸血(30〜40%)、入れ墨・覚醒剤の注射(10%)、そして原因不明(50%)と言われてきました。(母子感染はほとんどなく、性行為による感染もごくわずかです。通常の生活で感染することはほとんどあ
りません。)
しかし近年、C型肝炎ウイルスの有力な感染原一つとして、昔行われていた予防接種等の医療行為の際の注射針や注射筒の連続使用による医原性の感染の可能性が強く指摘されるようになりました。まだ日本には自分がC型肝炎に感染していることさえ気づいていない方もたくさんいます。
具体的には、以下のような場合に感染が起こることがあります。
●C型肝炎ウイルスが含まれている血液の輸血等を行った場合
●注射針・注射器をC型肝炎ウイルスに感染している人と共用した場合
●C型肝炎ウイルス陽性の血液を傷のある手で触ったり、針刺し事故を起こした場合
●C型肝炎ウイルスに感染している人が使用した器具を、適切な消毒などを行わずにそのまま用いて刺青やピアスの穴あけなどをした場合
●C型肝炎ウイルスに感染している人と性交渉をもった場合(ただし、まれ)
●C型肝炎ウイルスに感染している母親から生まれた子供(ただし、まれ)
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